森田キッズアートスクールについて

 


こんにちは。森田キッズアートスクールを主宰しております東本一哉(ひがしもと かずや)です。

当教室は2025年1月、福井市栄町に開講いたしました。
開講にあたり、資金面で大きな壁に直面しましたが、福井市の支援プロジェクト「福井ワクワクチャレンジコンテスト」に挑戦(残念ながら落選しました)したり、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングで支援を募ることで、なんとか実現に至りました。ご支援くださった皆さまには、心より感謝申し上げます。
この絵画教室を開くに至ったきっかけや想いを、ぜひお伝えできればと思います。

私は幼い頃から絵を描くことや工作が大好きで、田舎で育ったため、友人宅まで歩いて20分かかることもありました。そのため、自宅で工作をして遊ぶ時間が多かったことを覚えています。

しかし、当時も今も、福井県は絵画教室の数が非常に少なく、私自身も親もその存在を知りませんでした(笑)。実際、現在でも福井市には私たちの教室を含めて、わずか3校程度しか絵画教室がありません。

中学・高校時代は美術とは関係のない部活動に打ち込み、絵を描くのは主に美術の授業中や、勉強が苦手だった私が教科書やノートに落書きをする程度でした。本格的に絵を学び始めたのは、美術系の専門学校に進学し、大学編入の受験対策として絵画教室に通い始めた遅いタイミングでした。

その絵画教室では、とても厳しい女性の先生と、優しくサポートしてくれる先生2名が指導してくださいました。我流で描いてきた私にとって、絵画の技法はまるで洪水のように押し寄せ、最初はこなすだけで精一杯でした。それでも、その日々はとても楽しく、かけがえのない時間となりました。

教室には、受験を控えた高校生や、老後の趣味として通う方、親子で参加する3歳の子どもなど、さまざまな人たちが集まり、それぞれが真剣に、そして楽しみながら制作に取り組んでいました。私自身は受験のためにデッサンばかり描いていましたが、周囲で楽しそうに描いている人たちの姿を見て、「自分も小さい頃にこんな場所があったらよかったのに」と思ったことを今でも覚えています。

その後、社会人としてイラストレーターの仕事を続ける中で、「福井に通いやすく、地域に根ざした、絵を大好きになれる教室をいつか作りたい」という想いを持ち続けてきました。

正直なところ、美術を学ぶことは人生において必須ではありません。資格が取れるわけでもなく、就職活動に直接役立つものでもありません。それでも、手を動かし、考え、色を選び、混ぜ、楽しみながらときには悩みながら、新しいものを創り出す時間は、決して無駄ではないと思うのです。

表現することは、心を豊かにし、自己肯定感を高め、将来の糧になると信じています。

生徒一人ひとりの経験や目標に合わせて丁寧に指導いたしますので、初心者の方も経験者の方も、興味のある方はぜひ一度教室にお越しください。

森田キッズアートスクール
東本 一哉

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